宮島の絶景を望む美術館で芸術に親しみ、 宮浜温泉で旅の疲れを癒やす—広島・宮島

世界遺産に登録された厳島神社で有名な広島県宮島地区。ここには、神社はもちろん、日常の喧騒を離れて、くつろぎの時間を過ごせるスポットが点在しています。8月14日(金)には恒例の宮島花火大会も開かれます。この夏、ちょっと足を延ばして、芸術と文化が香る世界に浸ってみませんか。

カフェ・ド・ラ・ポストのテラスからの眺め
●カフェ・ド・ラ・ポストのテラスからの眺め


●秘蔵の名品がそろう
緑したたる美術館へ

「海の見える杜美術館」のホール
●「海の見える杜美術館」のホール

厳島神社の対岸、山の中腹から少し登ったところに、その美術館はあります。その名も「海の見える杜美術館」。敷地内には清流が流れ、ゆったりと散歩しながら季節の花々を愛でることのできる遊歩道も整備されています。

この美術館で8月23日(日)から9月27日(日)まで開催されるのが、「The STORY〜偉才のコレクター梅本禮暉譽の軌跡〜Vol.1」。美術館の設立者である梅本禮暉譽氏が収集したコレクションから、1年間にわたりテーマごとに美術品を紹介する展覧会の第1回目です。今回は京都の絵描きたちにスポットをあて、77年ぶりの公開となる与謝蕪村の「名士言行図屏風」や100年ぶりに発見された竹内栖鳳の「羅馬之図」などが展示されます。9月21日(祝)から22日(休)には無料の野外イベント「杜のフェスティバル」も開催されます。

ここは知る人ぞ知る絶景スポット。美術館の2階のカフェ「カフェ・ド・ラ・ポスト」からは、安芸の宮島の風景が一望のもとに見渡せます。芸術鑑賞の後はテラスで風に吹かれながらのんびりとお茶を楽しむことができます。

さて、お腹がすいたら、美術館を少し下ったところ、遊歩道のなかにある緑の中のフランス料理店「SEIHO OMBRAGE.」へ。料理の鉄人・坂井宏行シェフと師弟関係にあたる小川哲男シェフがプロデュースする隠れた名店です。白の内装で統一された店内には豊かな緑越しに木漏れ日が差し込み、地元や自家製の畑で採れる素材を使った身体にやさしい極上フレンチが味わえます。「当店は完全予約制で、季節ごとに選び抜かれた旬のものをお客様のご要望に応じたコースでご提供しています」と語るのは店長の口分田典昭さん。

緑に面した窓に向かってバーカウンターがあり、ここで食後のデザートを楽しめます。夜はライトアップされ、ぐっと大人っぽい雰囲気に。

美術館敷地内の遊歩道
●美術館敷地内の遊歩道


●あなごめしに舌鼓
足を延ばせば宮浜温泉

さて、宮島といえば厳島神社は素通りできません。JR宮島口の駅の正面にあるのが、宮島への渡船場。島へはJR西日本宮島フェリーを利用。神社の象徴、正面の大鳥居を見ながら10分で到着です。参道入り口では、鹿たちがお出迎え。平清盛が建てたという歴史ある社には、外国人も多く訪れます。

参拝のあとのお楽しみは、宮島口名物のあなごめし。明治34年創業の「あなごめしうえの」は駅弁で有名な店。お弁当のテイクアウトはもちろん、創業者の名前を冠した2階のレストラン「他人吉」のコース料理(要予約)もお薦め。あなごめしにあなごの白焼きなど全5品。落ち着いた和室で味わえるのは、地元産にこだわった上品なあなごです。

宮島口から岩国方面へ車で20分、かつて広島の奥座敷と呼ばれた宮浜温泉へ。ここに佇む土壁のお宿は旅館「石亭」。山々を借景にした雅な石庭を囲んで、離れのような個室が設えられています。自慢のお風呂は香りの良いヒバの木。食事はすべてお部屋でいただきます。すみずみまで心配りが行き届いた和の空間が、日頃の疲れを癒やしてくれます。宮浜温泉には「べにまんさくの湯」という立ち寄り湯もあり、海の見える露天風呂を気軽に楽しめます。
イベント目白押しの宮島へ、この夏出かけてみませんか。



●あなごめしうえの ●レストラン他人吉

あなごめし

電話 0829-56-0006
広島県廿日市市宮島口1-5-11
http://www.anagomeshi.com/
お弁当の受け渡しは9:00から。
お食事は10:00-19:00
あなごめし弁当とあなごめし(単品)は1470円(税込)。あなごの白焼きは1皿1050円(税込)。他人吉のコースは2人から受付。5品で1人3150円(税込)からとお得。


●SEIHO OMBRAGE.

SEIHO OMBRAGE.

電話 0829-50-1203
広島県廿日市市大野亀ヶ岡700
ランチ11:00-15:00(OS14:00)
ディナー17:00-22:00(OS21:00)
名前は「栖鳳の木陰」という意味。
ランチコース2800円(税込)から。
ディナーコース8000円(税込)から。
完全予約制。特別なひとときを過ごして


●海の見える杜美術館

羅馬之図.

電話 0829-56-3221
広島県廿日市市大野亀ヶ岡701
http://www.umam.jp
山に抱かれ芸術鑑賞には最高のロケーション。
作品は竹内栖鳳の「羅馬之図(右隻)」


●庭園の宿 石亭

石亭のお庭

電話 0829-55-0601
広島県廿日市市宮浜温泉3-5-27
到着後はお庭を見ながらゆっくりくつろいで。
宿泊は平日2名1室で1人28500円(税込)から


●JR西日本宮島フェリー

電話 0829-56-2045
広島県廿日市市宮島口1-11-5
宮島への定期便。
運賃大人片道170円、往復340円。
日中は15分間隔で運行


●天然温泉 宮浜 べにまんさくの湯

電話 0829-50-0808
広島県廿日市市宮浜温泉2-2-1
http://www.benimansaku.jp/
入浴料(税込):一般平日700円(土日祝750円)


杜のフェスティバル2009
海の見える杜美術館 屋外特設ステージ

出演予定
○9/21(祝)
【伝統芸能の杜】レイニーウッド With Maco、 チェンミン、東儀秀樹 & 古澤巌、お豆腐狂言 茂山家
○9/22(休)
【世界平和の杜】Coba With 熊谷和彦、泉谷しげる、 Char、テレマン室内管弦楽団 スペシャルゲスト 大黒摩季

入場無料、雨天決行(荒天中止)
お問い合わせ/杜のフェスティバル実行委員会事務局
電話 0829-50-1921
※出演者は変更になる可能性があります

参道で待ってるよ

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