伊坂幸太郎原作『重力ピエロ』監督会見
原作の不条理さをどう料理するか—
そこは見た方に判断していただけたら
桜の花が散る高校の一場面から始まるこの映画は、伊坂幸太郎作品の中でも最も人気のある小説の映画化です。公開より一足早く、桜が盛りの福岡で、監督の森淳一氏の記者会見が行われました。
「原作はとても好きな作品ですので、ミステリーの要素は残しつつ、家族ドラマとして面白いものにできないかと考えました。加瀬亮さんはNHKのドラマを見て以来一緒に仕事をしたかったのでお願いしました。弟の春は美青年と原作にあるので一年ぐらい悩みましたが、あるとき岡田将生さんの映画を見て、すぐにピンときて連絡をとりました」と監督が話すように、主演の二人は、朴訥で実直な兄と美しく感じやすい弟という役どころに見事にはまった絶妙の兄弟関係。
「最後の結末の部分で、通常のモラルからすると逸脱している部分をどう表現するか、スタッフといろいろ話し合いましたが、見てくれた人がどう考えてくれるかが大事。結果は見ての通りです。家族とは、一人の人間として、家族になろうって思って集まった人が作っていく関係だと僕は考えています。若い人から年配の方まで幅広く見ていただけたら」
KBCシネマ、UCキャナルシティ13、UC福岡ほかで5月23日(土)より全国ロードショー
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