〔特集〕姪浜 meinohama area ~ 地下鉄空港線・JR筑肥線 ~
海と山に挟まれた早良平野と糸島半島に拡がる福岡都市圏西エリアは
田園風景の中に人のぬくもりが感じられ、歴史と伝統がほどよくミックスされた癒やしのスポットです。
海の幸の恵み豊かな浜町。
唐津街道の宿場町の面影が今も残る風情あるエリア。
街道の宿場町姪浜
昔ながらの町屋が残る
今では近代的なマンションが立ち並ぶ姪浜。もともとは、江戸時代から唐津街道の宿場町として栄えたところ。今も昔ながらの町屋が残り、往時をしのばせます。
中でも目を引くのは、白壁の「パンの店窯蔵」の建物。「江戸時代の建物で、国の登録有形文化財に指定され、福岡市の都市景観賞も受賞しています」と店主の白水勝幸さん(36)。国産小麦や天然酵母を使ったパンを販売し、中でもクッキー生地にみそを練り込んだ「みそメロンパン」(百六十八円)が自慢です。「老舗が残っているのが姪浜のいいところ」と白水さんは語ります。
●パンの店 窯蔵
電話番号092-883-6333
福岡市西区姪の浜3-3-27
大正8(1919)年創業の「マイヅル味噌」に隣接。
「キャラメルクリーム」(179円)など、約30種のパンが並びます。
「魚嘉かまぼこ店」は明治三十八年(一九〇五)の創業で、縁起物の「春冠」(二千円から)などを販売。「漁港が近いため、昔は店の前の道は魚町通りと呼ばれ、魚屋やかまぼこ屋が近くにたくさんあったんですよ」と店主の松尾達哉さん(46)。
同じ並びの「おしゃれのゆきや」は中高年女性向けの衣料品店で、Lサイズの品ぞろえも豊富です。
●魚嘉 かまぼこ店
電話番号092-881-0102
福岡市西区姪の浜3-5-10
鶏の軟骨入りでピリ辛の「なんこつ天」(1袋300円)など、手仕事ならではの食感と味が人気です。
ここから北へ歩くと姪浜漁港。「福岡市漁業協同組合 姪浜支所」横の船着場では、毎週日曜の午前五時半から名物の朝市が開かれており、捕れたての魚が買えると好評です。五月からは、支所そばの「漁師直売の店・あこめ」で、原則月曜から土曜の午前十時から活魚などを販売する予定です。
●姪浜漁港の船
福岡市漁業協同組合 姪浜支所
電話番号092-881-0025
福岡市西区愛宕浜4-49-1
小戸や愛宕山に炭鉱があり、この界隈は買い物のお客さんで大変にぎわっていました。毎朝八時ごろ鮮魚店に魚がトラックで着くと、人がいっぱい集まっていたんですよ。姪浜住吉神社前の交差点周辺が一番の繁華街で、国道202号線沿いには映画館が数軒ありましたね。昭和40年代から次第に活気がなくなっていったんです。しかし、唐津街道の風情が残り、歴史ある寺社や探題跡など見どころも多く、散策を楽しむのに魅力的な場所ですよ。
おしゃれのゆきや店主
姪浜商店会会長 近藤 昭男さん(79)
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