ほんのりピンクの「桜もち」
各地で桜便りが聞かれるころ。花見の季節にぴったりなのが桜もちですね。
もち米を桜の葉で包むことでその香りを生地に移して桜の風味を味わいます。
今回は、西鉄朝倉街道駅近くで創業して三十七年になる「菓子処 天本家」のオーナー、
天本義昭さん(59)に、「桜もち」の作り方を教えていただきました。
ほんのりピンクの「桜もち」 材料(30—35個分)
もち米…300g
砂糖…100g
水…300cc
食紅…適量
桜葉…30—35枚
あん…600g—700g(かために練り上げたもの)
つや寒天の材料
寒天…7.5g(1本)
砂糖…300g
水あめ…20g
水…500
〈作り方〉
(1)前の晩にもち米を水に浸して置いておきます。
(2)もち米をざるに上げ、水を切ります。
(3)蒸し器でもち米を10分蒸します。
(4)もち米を蒸している間に砂糖100と水300を合わせて鍋に入れ、火にかけ、熱い砂糖蜜を作ります。砂糖蜜にほんの少し食紅を入れて、うすい桜色に染めておきます。
(5)(3)のもち米を(4)で作った砂糖蜜に入れて、火にかけ、ひと煮立ちさせてすぐ、火を止め、30分置き、もち米に砂糖蜜を吸い込ませます。
(6)砂糖蜜を吸い込ませたもち米を、再び蒸し器で15分蒸して、砂糖蜜をしっかりともち米に染み込ませます。
(7)あんを1個あたり20に分けて丸め、あん玉を30—35個作ります。砂糖蜜の染み込んだもち米を蒸し器から取り出して、粗熱を取ります。それを30—35個分に分け、中にあん玉をくるみ、熱を冷まします。
(8)桜もちにつやを出すために塗るつや寒天を作ります。寒天1本と水450を鍋に入れ火にかけます。沸騰したら、さらに水を50入れます。再び沸騰したら砂糖300と水あめ20を入れ、さらに沸騰させて火を止めます。
あん玉を包んだ桜もちにつや寒天を薄く塗って桜葉を巻きつけ、葉の上からさらにつや寒天を薄く塗れば出来上がり。
料理長のワンポイントアドバイス
食紅を薄めるときは、湯飲みなどの容器にお湯を20から30くらい入れ、その中に1滴か2滴くらい食紅を落として色目を見ながら濃さを調節してください。おいしく作るコツは最初にもち米を蒸して砂糖蜜に入れて火をたぎらせたあと、30分間きっちり置いておくこと。それ以上長く置くとべったりとした仕上がりになってしまうし、逆に短いと砂糖蜜が十分染み込みません。保存したいときは作ってすぐ冷凍すると良いでしょう。
冷凍した桜もちを食べる際には2—3時間かけて自然解凍させるといいですよ。
桜葉はデパートの食品売場などで手に入ります。
*取材協力
菓子処 天本家
筑紫野市石崎2-7-1
電話番号092-923-3462
菓子処 天本家
天本 義昭さん
昭和23年、小郡の「天本菓子店」に生まれる。高校卒業後、博多綱場町の「ばんぎや」で5年間修業したのち、昭和47年、筑紫野市に店を構える。一番の人気は生地作りに工夫を重ねた甘酒まんじゅう。おいしく食べてもらえるように、手間暇を惜しむことなく和菓子作りに日々取り組んでいる。
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