今こそ福岡発のブランドに注目!「福岡アジアコレクション」開催
あのエビちゃんが、マリエが、スザンヌが、福岡のショーにやってくる……!
「福岡発のリアルクローズ」をテーマに三月二十二日、福岡国際センターで開催される「福岡アジアコレクション」が話題を集めています。中心となって活動している福岡アジアファッション拠点推進会議企画運営委員会委員長の、吉原一雄さんに、見どころを聞いてみました。
●“福岡ならでは”が目白押し
「福岡アジアコレクション」は、日常に着ることができ、ファッション性が高い服「リアルクローズ」をテーマに、福岡発ブランドの発信とビジネス機会の拡大を目的に実施されるものです。
主催するのは「福岡アジアファッション拠点推進会議」。
福岡をアジアにおけるファッション産業拠点とすることを目指して、関連企業や団体、教育機関、行政などで構成する産学官の連携組織で、吉原一雄さんはその企画運営委員長。
吉原さんは二十年もの間、東京でファッション業界の仕事や教育に携わってきました。
「福岡のファッションセンスの評価は高い。大手ブランドの商品を企画、制作しているメーカーも多く、服飾の実力もあるんです」。しかし、その実力を地元の消費者が知らず、地場ブランドが活力に欠ける現状も指摘します。
「このコレクションを機に、福岡の地場ブランドの認知度を高め、実力をもうワンランク引き上げたい」
デザインコンテストには福岡を中心に全国から三百点以上もの応募が集まりました。
入賞作品は福岡発オリジナルブランドとして発表。全国区のブランドとともに、日本を代表するトップモデルが着て歩きます。
●出展された服はネットで販売も
“見せる”だけでは終わりません。会場ではメーカーとバイヤーが商談できる展示商談会が行われます。「ショーでの消費者の反応をバイヤーが確かめながらメーカーと商談できるのも、新たな試み」
さらに、コレクションが終わった後もショーの動画をサイトで見ることができ、出展された服はネットで販売も。
地元のブランドを地元の人々に着てほしいという気持ちを込めて、福岡天神・大丸は臨時ショップ「FACo」を開設する予定です。
ブランド発信だけでなく、販売する仕組みまでを整えたコレクションは、産業振興の面でも注目を集めています。
●地方都市のおおらかな魅力
長年の経験値を武器に、しかし常識にとらわれない柔軟さでコレクションを進めている吉原さん。ふだんは教育者として、大村ファッションデザイン専門学校の学校長を務めています。
一番の教育方針は、「自分で考え、行動できる人材を育てる」こと。学生が自分のコアコンピタンス(強み)を発揮できる企画を立てて、実際に自分の力で実現させる産学協同プロジェクトなど、ユニークな教育を行っています。このプログラムでは学生は企画にとどまらず、独力で企業と交渉します。
今年は、大手自動車メーカーとタイアップして、車のショールームでのファッションショーなどが実現しました。「専門学校の学生の話に企業が耳を傾け、学生の力を認めてタイアップしてくれる。それも福岡の良さだと思います」福岡という地方都市のおおらかさは、いろんな可能性に転じることができる。それはファッション業界でも言えるはず。
「福岡っていい地名なんですよ。アルファベット表記してOを付けたら“FUKUOKA|O”、服を買おう(笑)」
コレクションの開催を心待ちにしましょう。
昨年春に行われたプレ・ファッションショーの様子。今回も楽しみです
◎日時:3月22日(日)
1stステージ午後1時~、
2ndステージ午後3時~、
3rdステージ午後5時~
◎会場:福岡国際センター
◎チケット:SS席7000円※完売
S席4500円、自由席3500円
蛯原友里、押切もえ、マリエ、吉川ひなのなど、日本のファション界をリードするモデルが出演。コンテストで入賞した福岡発のブランドをはじめ、小倉優子、スザンヌ、相沢真紀とのコラボブランドなどのショーが華やかに繰り広げられます。
http://www.fukuoka-asia-collection.com
PROFILE
吉原一雄 1961年 大分県佐伯市生まれ。
長崎造船大学建築学科を卒業後、当時全盛期だったパルコ、丸井のDC(デザイナーズ・キャラクターズ)ブランドのショップデザインを手掛ける。
東京のクリエーター育成スクールの学校長を経て、大村ファッションデザイン専門学校の学校長に就任。
福岡アジアファッション拠点推進会議 企画運営委員会委員長。
著書『快適簡単生活百貨』法研
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