センスと計算が光る大人のアクセサリー

小河 薫さん

ネックレスは表情を引き立てる額縁のようなもの。
つける人を主役にする「名脇役」として喜ばれたい。
小河 薫さん(福岡市中央区在住)

●コーディネートを考慮したデザインと色彩のニュアンス

「どんなに素敵なデザインでも、アクセサリーだけが主張しては意味がないから」——。工房に大きな姿見を置くのはそれが理由。頭に描いたデザインを、手を動かし、身に付けた印象を鏡で確認しながら創作するのが小河薫さんのスタイルです。

天然石やアクリル、チェコガラス、淡水パールなど多種類の素材を使う独創的なアクセサリー作りは、実はすべて独学。きっかけは四十五歳のときでした。「子どもたちとの時間を作るために会社を辞めたんです。それまで朝から真夜中まで仕事をしていたので、本来は忙しいはずの専業主婦業にも時間を持て余してしまって(笑)」
もともとオシャレが大好き。付けてみたい! と心弾むアクセサリーになかなか出合えず、「だったら自分で」との思いも創作意欲に重なりました。平面的、立体的なフォルムの多彩さに、表情を加える色彩のニュアンス。華やかな色の間に濃淡の素材を用いて洋服との馴染みを考慮していたり、ツヤ感とマット感のあるものを組み合わせて強弱の深みを出したり。繊細な計算があるから、個性的でもアクセサリーだけが一人歩きはしない。もとはアパレル業界で活躍した小河さんらしいセンスです。
美しくありながら、「そのもの」ではなく、「つけた人」を輝かせるアクセサリー。本物を知る大人の女性たちに選ばれるのも納得です。

※一月十九日(月)から「ギャラリー風」(福岡市・新天町)で作品展示会を開催。入場無料

連絡先/電話番号 090(5746)8935

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