色彩豊かなペーパー・スクリーン
体験したことや、気持ちなどを、版画に託して残せるところが魅力です。夢は絵本を作ること。
大場 寿子さん(太宰府市在住)
●おとぎ話のようにファンタジックな世界
北欧の童話のような大場寿子さんの版画の世界。その独特の技法、ペーパースクリーンは寿子さんの義父の版画家、大場正男さんが考案したもの。
三歳から十八歳までクラシックバレエを勉強し、ロシアでも学んだ経験のある寿子さんは二十歳のころ、ペーパー・スクリーンと出会います。「色鮮やかなところに引かれたんです」
ギリシャ神話が好きだという寿子さんの作品にはパンドラやトリトンなどの神々が登場。「神話の世界と現在の空間をつなげるような作品を作りたいと思っています」。月や星といったモチーフが頻出する版画はかつて打ち込んだバレエの舞台空間の影響もあるのかもしれません。
ペーパー・スクリーンは謄写版に手揉みした和紙を載せて下地を刷り、その下地にカラーインクを重ねて刷り上げる版画。和紙を通したインクが細かな点描のような効果を表すのが特徴。「和紙を揉むと無数の穴が開きます。その穴を通したインクは柔らかい雰囲気を出します。下地は一色でなく、何色か重ねることで微妙な色合いが出るんですよ」
作品発表は各地で開催するファミリー展などで。また「ギャラリー&カフェ 風の木」(筑紫野市山口三四五六ノ五)と併設の「風の木美術館」でも常設しています。
連絡先/092(925)0209
〈ホームページ〉http://46213294.at.webry.info/
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