今年はこんな作品を作っています!
手作りの楽しさとぬくもりを伝えようと「エルル」時代に始まった「暮らしの文化祭」。 4回目を迎える今年は「西日本新聞暮らしの文化祭」と名称を変え、期間も2日間に延長しました。 今年はどんな素敵な作品が出品されるのでしょうか。昨年受賞した4組の皆さんに、今年の作品への取り組みを伺いました。
思いをこめて作る
エルル大賞 (グランプリ)受賞
「創作紙塑人形グループ」代表 居石 美津子さん(唐津市在住)
紙粘土で土台を作り、上に色和紙を貼り重ねて作る紙塑人形。人形作家で講師の小林ミネ子さんと教室の生徒さん六人のグループが昨年のグランプリを受賞。「受賞は信じられませんでした。今年は賞に恥じない作品を出品しようという意気込みで頑張ってます」と代表の居石美津子さん。小林先生の創作紙塑人形は“静”ではなく“動”の印象。まるで生きてそこにいるかのような豊かな表情と豪快な動きが特徴。「和紙は主に佐賀の大和町の名尾和紙を使っています。ちぎりやすく、貼ると良くなじみます」。生徒さんは自宅で制作しながら月二回、小林さんのもとに集まり指導してもらっています。「一人ずつ持ち味が違うので、それぞれが持っているものを引き出すのが私の役目」と小林さん。実際に作品を手に取ると、ぬくもりのある和紙の味わいが伝わってきます。「今年も作品を見ていただくことで、さらに意欲を高めたいと思います」とエネルギッシュな皆さんです。
連絡先/0955(73)2603(居石さん)
ミニチュアに夢を託して
西日本新聞 特別賞受賞
「COUNTRY BBiK」
(カントリーミニチュアハウス)
今村 孝子さん(福岡市早良区在住)
「パン粘土の一日講習会に参加したのが、カントリーミニチュアハウスを始めるきっかけだったんです」。ミニチュアのパンを作ると、器がほしくなり、次は家具を作りたくなって、その後は独学。ミニチュアはパン粘土に絵の具を混ぜて好きな色の粘土を作り、成形し自然乾燥させて作ります。 「現実には難しいけど、こんな家に住みたいという家のミニチュアだったら自分の手で作り出せるんです」
ハウスの中のものはほとんど手作り。パーツは固定されていないので模様替えもOK。鉛筆立ての鉛筆もつまようじを削って作るという凝りように脱帽!
今村さんの作品は落ち着いた色合いと白ペンで書いた文字が特徴。「カントリーの雰囲気が好きで、使い古したような味わいを出すために工夫しています」。
「昨年の受賞はまさかと思ったんですが、自己満足じゃなく他の方に認めてもらったという喜びがありました。今年は去年よりも大人の雰囲気の作品を見ていただきたいと思っています」
連絡先/092(831)6564
深い味わいがある革工芸
アクロス福岡賞 受賞
「ブルーム」(革工芸)
島本 幸子さん(太宰府市在住)
三十五年前、長く続けられる趣味を持ちたいと革工芸を始めた島本さん。制作は生活の一部と言います。「もともと、革が好きだったんです。十五年前からオーソドックスな手法じゃなくて、ステッチを取り入れるなど独自な表現を心がけるようになりました」。作品はバッグ、財布、携帯ケース、ブローチなどさまざまで、フクロウ、犬、猫、植物などが生き生きとしたタッチで描かれています。
作品はクラフト用の牛革に絵を写し取り、カッターで絵の縁に切り込みを入れて形を彫り出します。絵のまわりに刻印を押し、色を塗って組み立て、ラッカーで仕上げれば出来上がり。
「昨年の受賞はびっくりしました。綿密に作っていることを評価していただいてうれしかったです」。今年は印鑑ケースや小銭入れなどの小物を多めに出品する予定。モチーフも抽象的な模様やトランプ模様を新たに取り入れ変化しています。「これからも自分の持ち味を生かしながら、ゆっくりと制作していきたいと思っています」
連絡先/090(9474)0586
器に盛りつける楽しみ
ハンドメイド・アーティスト賞 受賞
和風ミニチュア
橋 真理さん(うきは市在住)
昨年の受賞時には、学生時代以来久しぶりに見た賞状に「はるばるうきは市から来たかいがあった!」と感動したという 橋さん。今作っているのは、天ぷらや焼き鳥などさまざまな「おばんざい」のミニチュアです。サクサクの衣や、タレが効いた焼き鳥の質感に思わずヨダレがこぼれそう。
この作品作りのきっかけは、手作りの清水焼のボタンとの出合いでした。ボタンを皿に見立てた 橋さんは「今度はどんな料理を盛ろうかなと、器にふさわしい料理をあれこれ考えてしまいます」。料理は器が命ですが、それはミニチュアの世界も一緒のようです。
日常的になじみ深い「和食」をモチーフにしたミニチュアは、本物を見慣れているだけに感動が大きくなります。「皆が『すごい!』『おもしろい!』と驚いて、笑顔になるのがうれしい」
今回の出品に向けて、これらの「おばんざい」を中心に、ミニチュアの花かごなど楽しくキュートな作品世界を見てもらおうと、日々制作に追われています。
連絡先080(1745)8110
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