日本文化を伝える新しい「着物」
着物をリメイクしたドレスで、女性の新たな美しさを引き出したいですね。
「美空間 紫音」 松尾 好美さん(福岡市南区在住)
●着物に込められた思いをひもとく
元は服飾メーカーでパタンナーをしていたという松尾好美さん。今の技術では出せない、明治・大正期の「昔着物」の独特の深い色や肌になじむ風合いに魅せられ、着物のリメイクを始めました。
「リメイク」と言っても、ただ形を変えるのではありません。古くなり痛んだ着物生地のきれいな部分を使い、なるべく着物の形のまま、一番輝けるように直すのが松尾さん流。現代人が着やすい、華やかなドレスに生まれ変わった着物は、海外でのパーティーや、結婚式などの衣装として人気が高いのだとか。
昔の着物は、それを着ていた女性たちの人生をも映し出します。着物を解いたときに、破れやシミが上手に隠されているのを見つけて、思わず涙が出そうになることも。
「リメイクした着物にスポットライトを当てることで、着物の時代の女性たちにも光を当てられそうな気がする」という松尾さん。年に一度、ファッションショーと音楽・ダンスが一体となった「古今布遊び 衣ショー」を主催しています(今年は九月に実施)。
「ショーが、着物や日本文化について考えるきっかけになれば」という松尾さんの目標は、海外でショーをすること。国内に止まらず海外で、新しい形の日本文化がスポットライトを浴びる日も近いかもしれません。
「美空間 紫音」 午前十時—午後六時 要電話予約 090(8222)2087
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