心象を油彩画に 託して描く
空間構成、色彩構成を試行錯誤しながら、自分の作風を作り上げたいと思っています。
波左間 啓生さん(春日市在住)
●無駄を省いたすっきりした構成と明るい色彩が魅力
小さいころから絵を描くことが好きだった波左間啓生(ひろお)さん(77)。周囲の反対で芸大に進むことを諦めサラリーマンとなり、リタイアしてようやく絵画に専念できるようになりました。「中央の展覧会に出品することを目標に掲げて絵を学び直し、平成七年に太平洋美術会に初出品。平成十六年に会員となりました」。主に油彩とガッシュ(不透明水彩)で風景や人物を描き、個展も開催。
描き始めのころ写実的だった作品は、次第に造形性を帯びるようになりました。今年の太平洋展への出品作「遠い道」(百号、写真)は、イーゼルとスケッチ道具を担いだ人物が荒野のターミナルのない道を歩く姿を描いたもの。この人物はこれまでの作品にも登場していますが、今回はより造形化が進んでいます。「絶えず模索の毎日。モチーフはあまり変わらない中で、どのように構成するか、どうすれば魅力的な絵画になるか。静謐さを保ちながらも明るさのある絵画を目指しています」
画家のグループ「游」の責任者も務め、例会では作品を持ち寄り合評しています。十月七日(火)—同十二日(日)まで「村岡屋ギャラリー(新天町)」で太平洋美術会福岡支部のメンバーで開催する「九洋展」に出品予定。
波左間さんの新作は、「珈琲のポルカ」
(福岡市博多区冷泉町五ノ三五 092(281)0617)に常設展示されています。
連絡先/092(585)6316
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