唐津城築城四百年、歴史と文化の薫る町を訪ねよう—唐津
虹の松原を過ぎると見えてくる唐津城は今年、築城四百年を迎えました。それにちなみ、唐津市はさまざまな記念事業に取り組んでいます。唐津観光のシンボル、唐津城を起点に城下町の風情を残す町並みの散策へ出かけませんか。九月二十七日(土)には花火大会も行われ、唐津の夜空を華やかに染めます。
●歴史遺産に触れる唐津城と旧高取邸
唐津藩初代藩主、寺沢広高が築城した唐津城。近年建てられた天守閣は江戸時代の城下町のジオラマなどが展示されており、歴史を学べる絶好の場所。築城四百年のイメージキャラクターの「唐ワンくん」がかぶる、幕府の老中で唐津藩の世子、小笠原長行(ながみち)の兜も見ることができます。
唐津城の西には炭鉱主として知られる高取伊好(これよし)の邸宅だった旧高取邸があります。広大な敷地に建つ和洋折衷の建物は一見の価値あり。中庭を囲む居室棟と大広間棟の二つの建物や能舞台、折上格天井が見事な仏間、暖炉のある洋間や書斎など見所がいっぱい。「座敷に仕組まれた能舞台が現存するのは、国内唯一ではないかといわれています。能を舞うときは敷居は取りはずしできるようになっています」というスタッフの渡辺浩布弥さんの説明に感心するばかり。その計算された設計はもちろんのこと、欄間や杉戸絵、引戸金具などの細部の粋な意匠に目を見張ります。
●観光拠点アルピノお土産は道の駅で
JR唐津駅北口横には「唐津市ふるさと会館アルピノ」があります。三階は玄界灘の新鮮な海の幸が味わえる直営和風レストラン「お食事処からつ」。「烏賊造り懐石」(二千六百二十五円)はイカの活き造りをメーンにした人気メニュー。「調理したばかりのイカは透明な輝きがあり、シコシコして甘みがあります」と中山庫司館長。鯛を独自の製法で加工し骨ごと食べられる「鯛飯御膳」(千二百六十円)も好評です。
二階は唐津焼協同組合が運営する唐津焼総合展示販売場。十九の窯元別にコーナーがあり、唐津焼の現在をまとめて見ることができます。一角では絵付け体験も可(できれば事前予約を)。一階には物産展示販売・情報コーナーがあります。
さらに足を伸ばせば約三十分で名護屋城跡・名護屋城博物館へ。名護屋城は豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点として築いた城で、大阪城にも劣らぬスケールを誇っていたといいます。お土産は近くの道の駅「桃山天下市」がおすすめ。活きサザエなどの旬の海産物や農産物、特産品が並び、食事もできます。
唐津城築城400年記念「九州花火大会」
9月27日(土) 19:00—20:00(※荒天時は翌日に順延)
松浦川運動広場
唐津大橋付近松浦川一帯(唐津市鏡)
※同時開催
◎11:00—19:00/物産・郷土芸能・
特産品バーべキュー・ステージイベントほか
※問い合わせ/(社)唐津観光協会
0955(74)3355
第28回「唐津焼展」開催中
9月23日(祝)まで 9:00—18:00
唐津市ふるさと会館「アルピノ」イベントホール
今年の特別展示は「サラダ鉢展」。
※唐津城築城400年記念企画として、毎日 400個の飯碗から選べる「マイ飯碗を探 そう!」、1袋4000円の「唐津焼福袋」販売
※問い合わせ/唐津焼協同組合
0955(73)4888
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