志摩町の自然を愛し、描く画家
中学校の美術の先生になって以来、実生活の中でテーマを得た絵画を描き続けています。
竹野和子さん(志摩町在住)
「加布里の海」30号5枚連作のうちの3枚
●加布里湾の美しさを独自の感性で表現
中学校の美術教師をしながら個展を開催し、絵を描き続けてきた竹野和子さん(68)。二十八年前、志摩町の加布里湾に面した地にアトリエを構えました。
竹野さんの絵のテーマは身近なもの。教員時代は学校で生徒とともにかかわったレンコン掘りや文楽などの実体験をモチーフにしました。「子どもたちには真実を見つめるという根本は教えた気がします」。
志摩町に移り住んでからは加布里湾も描きました。可也山をバックに朝日が昇り、夕日が雷山の西へ落ちる様子を一枚に収めた作品は、加布里湾の青い色が美しい大作です。その自由で大らかな作風は竹野さんの人柄そのもの。
「夏になれば加布里湾に注ぎ込 む泉川の岸辺には黄色いハマボウ の花が咲き乱れます。控え目だけど、かわいい花なんですよ」。竹野さんはハマボウの保護活動などを行っている市民団体「泉川はまぼうの会」を応援し、泉川の岸辺も描いています。
教職を退職してからは、九十八歳の母親の介護をしながら絵を描く毎日。今後は人物をポップに描いてみたいと、新たなテーマに意欲的に取り組んでいます。
連絡先/092(328)3093
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