博多座 放浪記 五月二日(金)—五月二十八日(水)
前人未踏の上演回数を誇る日本演劇界の名作
上演回数千九百回を超え、初演から四十七年にわたってその輝きを失うことのない舞台が博多座に帰ってきます。『放浪記』は作家・林芙美子の半生を描いた不朽の名作です。
昭和初期、故郷・尾道から単身上京した芙美子は、貧しい境遇にありながら、さまざまな出会いと別れを繰り返し、大作家への道を切り開いていきます。誰もが戦争の色濃い影におびえ、貧しさにあえいでいた日々。生きることだけで必死になるしかなかった暗闇の時代に、彼女は手探りで自分の道を見つけようとあがいていました。作家となり成功を手にした後も、仕事に追われ幸福とは縁遠かった晩年。そんな芙美子の生き様は、バブル崩壊後の不況や不安定な世界情勢に揺れる平成の現代人が抱く“生き方が定まらずさまよっている不安”にも合い通じるものがあるのかもしれません。
その芙美子役を初演から休むことなく演じ続けているのが森光子。毎日百五十回のスクワットはもはや伝説ですが、演じ続けることがエネルギーになると語る彼女は、博多座の舞台でもまた力強く確かな演技を見せてくれることでしょう。また今回、芙美子のライバル日夏京子役を山本陽子が演じるのも見所のひとつです。
●お問い合わせ
博多座電話予約センター
092(263)5555
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
コメント 0件
記事について思ったことをコメントできます
(承認されるまではコメントは表示されません。しばらくお待ちください。)

